2009/06/27

アルホーシュ画廊:ジョン・ハラカ作品のフィルム・ショー



 アメリカに住むパレスチナ美術家、ジョン・ハラカのフィルムが2本、東エルサレムのアルホーシュ画廊で上映されます。
 フィルム『心の傷:アーティストと国家』についてはアーカイヴをご参照ください。ここ

2009/06/01

イスラエル人とパレスチナ人の違いを言えますか?

アダム(左)とハダス
30/05/2009, HAARETZ.com
ダリア・カーペル
 3月、ハーレツに掲載された広告は「求む:似ている人びと」、 広告で特集された8人のひとりに似ているだれかを見つけた人には8,000シェケル(1,800ドルほど)が約束されました。
 広告が明かさなかったのは、8人がパレスチナ人ということでした。
 広告はスイス人アーティスト、オリビエ・スターによるもので、彼のプロジェクト「敵」の一部、人々が「もう片方」を特定する不条理の方法に焦点をあてたものです。
 受け取った何十枚もの写真から、スターはイスラエルの少女とよく似たパレスチナの少年の写真を選びました。 少女はハダス・マオール、写真は彼女の父親、地理学教授、イフダ・ケイダルから送られました。
 長い間、二国家解決支持者だったケイダルは「ベングリオンが『パレスチナ人はいとこではない、我々の兄弟だ』と言った時、彼は正しかった。双子かもしれない」と語りました。
 パレスチナ少年、アダム・シュラティは、彼の母親ナンシーによると、少女に似ていることが少しも嬉しくありません。 アダムは、母親がハダスのように髪を切るために彼を連れて行ったとき、さらにうろたえました。
 ベイト・ハニーナに住むナンシーは、プロジェクトを「ステキ」と言い、彼女の息子のイスラエルの少女との類似が彼女を驚かせたと語りました。
「プロジェクトは、芸術のためだけでなく、わたしたちすべてに意味ある作品です」と、スターは語ります。次の「敵」プロジェクトは、ルワンダとコンゴで実施されるとのことでした。